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A19 Aruta Soup 「SWEEP」 複合化された現代社会の新しいイコン

夜おそく電気椅子に括られたウサギを見ました。倫理に反し星々を喪失した空虚な眼、その体躯は膨れ上がったエゴと享楽の過剰摂取を体現し、せめて己に正直に生きようと死を享受した。彼は神聖さを伴う碧い光を放ち磔にされたキリストのようにも見えました。これは複合化された現代社会に生き、絵を描き続けているAruta Soupが作り出した新しいイコンだと考えています。近年作家が生み出していくSUISIDEシリーズ、またそこから派生してきたDEATHROWシリーズのペインティング作品をぜひご高覧ください。

「Too ill to die. Too tired to stay alive」

「Lust for Life (Brown)」

「Lust for Life (Green)」

「DIAMOND」

PROFILE

Aruta Soup

2004年17歳で単身渡英。ロンドン東部グラフィティに影響を受け壁画、絵画制作を始める。その後ショーディッチエリアで個展を開催。これをきっかけに、有名クラブハウス「CARGO」の壁画を日本人として初めて手がけることとなる。以来、ロンドン最大ストリートアートイベント「Street Fest」に2年連続でゲストアーティストとして参加。2012年日本へ帰国後、多数のアパレルブランドに作品を提供しH.P.FRANCE主催合同展示会「Rooms28」メインビジュアルアーティストとして、代々木第一体育館のアートディレクションを担当。書苑新社から作品集”THIRD EYE”を出版。西武渋谷店にて大規模な合同展へ参加、2018年5月にはフランスにて開催されたインターナショナルグラフィティコンベンションに招待参加。日本、台湾で個展開催など多岐に渡って活動している。

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