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B29 第38回伝統漆芸展 乾漆螺鈿盛器「波光」 松本真奈 日本伝統漆芸展新人賞(New Face Aword)

径30X高9cm 乾漆/白蝶貝、プラチナ箔[螺鈿]


 

波をモチーフに乾漆技法で制作し、稜線が波の流れを表すように
造形しました。加飾では波の泡が輝いている様子を表現したいと
思い、白蝶貝にプラチナ箔で伏彩色した螺鈿技法を試みました。
まずは出品することを目標に、日々制作に取り組んできました。この
賞を励みに、これからも心を込めて制作し続けたいと思います。

記:松本真奈

 

一見すると輪花鉢に見えるがそうではない。初めに麻布を円形の石膏型に貼り重ねた乾漆素地を作る。型から抜いた鉢の外側は刻苧で波形を、内側は砥の粉錆で作る。用いた素材の違いは明らかな造形を見せている。内部の螺鈿は白蝶貝、プラチナ箔で伏彩色した貝は優しい光を放ち、施ない貝は水に溶け込んでいる。器の黒色は、念入りに行った胴刷りの効果か透明感を増している。エネルギーを注いだ若い活気が感じられる。

記:增村紀一郎

PROFILE

松本真奈

mana_matsumoto

千葉県/平成7年生

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