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B4 乾漆銀線文箱「月の道」 荒川 文彦 MOA美術館賞(MOA Museum of Art Award)

奥行18.5×幅26.5×高12.5cm 木胎、乾漆/銀線[髹漆、象嵌]

 


 

夜の浜辺に立ち、煌々と輝く満月が水面に映し出された情景を乾漆の蓋物を通し表現している。
蓋は桧材で削り出しているが、蓋と身の膨よかな造形と塗り立ての漆の肌が静寂な空気感を演出している。
蓋の摘みには月に寄り添うように光る星を加えたデザインを施し、
身の側面には水面に映し出された光を銀線で表現し、上塗漆の色を変えアクセントを加えている。
新鮮な感性を習熟した技が支える豊かで深みのある作品である。

記:室瀬 和美

以前より、遥かなる宇宙や天文現象をモチーフに制作してますが、この作品は、天体が関わる現象で、輝いてる月がその高度によっては短時間、月にたどり着ける、道のような光を水面に映し出す「月の道」と言われるその情景、「月、光、穏やかな水面」を表現できないかなと思い制作いたしました。近年乾漆の作品に挑戦しており、今回、受賞することができ、大変に光栄で、今後の制作の励みとなりました。これからも、僕の大好きな宇宙をコンセプトとした作品の制作を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

記:荒川 文彦

PROFILE

荒川 文彦

Fumihiko Arakawa

石川県/昭和36年生

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