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B5 蒔絵六角箱「陽春」 大角 裕二 奨励賞 石川県輪島漆芸美術館賞(Encouragement Award Wajima Museum of Urushi art Award)

奥行12×幅22.2×高10cm 木胎/金粉、白蝶貝、顔料[蒔絵]

 


 

厳しい冬が終わり、山桜の花が咲く春の里山の情景を表現した木胎蒔絵の作品である。
暖められた大気の流れを朱の乾漆粉を蒔いて溜塗の研ぎ出しで表し、
山桜は白蝶貝と金粉に色塗で粉固めしたもので、陽の光を受けて輝く様を表現している。
箱の形態は風で揺らぐようなイメージで変形の六角形とし、身の立ち上がりの前後には桜の花をついばみに来るメジロを配した。
自然の風物をモチーフに高度な技術による独自の表現を追求する作者の秀作である。

記:佐々木 正直

厳しい冬も終わり、雪が溶け、草木が芽を出し、花が咲く春の里山の歓喜を表現しました。太陽により暖められた大気を朱の乾漆粉と溜塗の研ぎ出しで表し、春の光を受けて輝く山桜を配しました。この時期、改めて太陽の恵みを深く感じます。今回の受賞を感謝いたしますと共に、更に制作意欲を高めさせて頂きました。今後も自然の中で出合った、心動かされる事象を具現化出来るように制作していきたいと思います。

記:大角 裕二

PROFILE

大角 裕二

Yuji Okado

石川県/昭和36年生

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