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C19 八ヶ岳森祭 「八ヶ岳高原ヒュッテ(旧尾張徳川邸)」「八ヶ岳高原ロッジ」「八ヶ岳高原音楽堂」 自然と人と文化が未来へつながる八ヶ岳高原で充実の時間を過ごす。

YATSUGATAKE MORISAI
「自然と人と文化が未来へつながる」をテーマに、初秋の八ヶ岳高原をとことん楽しむ「八ヶ岳森祭

過放牧により治水能力さえ失った牧場跡地に、33万本のカラマツを植えることから別荘地としての開発がスタートした八ヶ岳高原海のロ自然郷。「自然と人と文化の共生」をテーマに、共感してくださる皆さまとともに歩んできた半世紀の取り組みは、2019年「第7回みどりの社会貢献賞(特別賞)」、2020年第6回ウッドデザイン賞2020優秀賞(林野庁長官賞)」、2021年「第9回グッドライフアワード実行委員会特別賞(SDGsビジネス賞)」など、各方面からご評価いただきました。2022年、半世紀を経て再生した大自然と、「八ヶ岳高原ヒュッテ(旧尾張德川邸)」「八ヶ岳高原ロッジ」「八ヶ岳高原音楽堂」を舞台に、自然と人と文化が未来へつながる「八ヶ岳森祭」として①~⑲の盛りだくさんの企画を開催しました。次の動画は、この中から⑤の講演会「木彫りの熊さんと徳川さん」、③ミニコンサート&アフタヌーンティー~ウィリアム・モリスが愛した音楽~、⑰ジビエ・鹿肉カレー試食会の当日の模様です。【22年9月記】

①ウィリアム・モリスブックカフェ 9/17(土)~11/13(日)
②トークセミナー「ウィリアム・モリスの世界」 9/17(土)
③ミニコンサート&アフタヌーンティー〜ウィリアム・モリスが愛した音楽〜 9/17(土)・9/25(日)
④八雲町資料館 木彫りの熊展〜ヒュッテ(旧尾張徳川邸)の木彫りの熊を紐解く 9/17(土)〜 11/13(日)
⑤講演会「木彫りの熊さんと徳川さん」9/18(日)
⑥竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル 9/18(日)
⑦八ヶ岳高原ヒュッテ特別ディナー<地上の楽園〜ウィリアム・モリスに囲まれて) 9/17(土)・ 9/18(日)
⑧ハヶ岳高原音楽堂フォーラム&ミニコンサートvol.2「ハヶ岳高原音楽堂とランドスケープ」9/23(金・祝)
⑨ハヶ岳カラマツチェンバロ・コンサート 9/19(月・祝)
⑩「音楽堂のたためる椅子」再生プロジェクト
⑪森祭ワークショップ9/19(月・祝) 9/24(土)・9/25(日)
⑫八ケ岳親子宇宙探索隊 8/2(火)・8/29(月)
⑬八ヶ岳こども自然探検隊 8/14(日)·9/19(月·祝)
⑭八ヶ岳オータムマルシェ 9/23(金・祝)
⑮アウトドアライフグッズ展示販売会 9/24(土)
⑯陶芸体験 9/17(土)~9/25(日)
⑰ジビエ・鹿肉カレー試食会 9/18(日)・9/25(日)
⑱森祭記念植樹
⑲八ヶ岳ライフスタイル相談会 9/23(金・祝)・9/24(土)

一見カントリースタイルにも見える英国チューダー様式の八ヶ岳高原ヒュッテは、実は元々は目白にあった徳川義親候のお屋敷でした。この建物が目白にあった当時から、建物内部の階段の手すりのあちこちには熊の木彫りが使われていました。

生き生きとした表情で1つ1つが異なったポーズの熊たちが、今もこの建物の長い歴史を語ってくれています。

熊の木彫は階段の手すりだけではなく、階段ホールの高い壁にも取り付けられています。昭和初期に北海道八雲町から2人の作家がこれを作るために目白に派遣されてきました。そこには現在も北海道土産として有名な熊の木彫りの誕生秘話と明治時代の北海道開拓に関わる苦難の歴史が隠されていました。講演会動画「木彫りの熊さんと徳川さん」ではこの歴史を紹介しています。

今回は冒頭の動画「木彫りの熊さんと徳川さん」の講演開催にあわせて北海道八雲町郷土資料館 木彫りの熊展も開催されました。

同時開催された北海道八雲町の物産販売コーナー。味噌やバター飴や多くの北海道産品が並びます。ここには丸の中に八の文字を描いたマークの商品が多々あります。丸に八のマークは名古屋市の紋章です。ほかにも名古屋には丸に八を描いた企業や紋章が今もあちこちにあります。実はこの紋章はもともと尾張徳川家の印でした。北海道八雲にも見られるこの印は明治維新で新天地を求め北海道開拓に向かった尾張藩士たちの苦闘の歴史を物語っています。

今回ヒュッテの全館にあしらわれたウィリアム・モリスのテキスタイルは英国チューダースタイルの八ヶ岳高原ヒュッテのインテリアと素晴らしい調和を見せていますが、この日はモリスが愛聴していた小型のチェンバロ「ヴァージナル」の演奏会が開催されました。このヴァージナルは八ヶ岳のカラマツから作られたカラマツチェンバロと同じ作者久保田チェンバロ工房で作られたものですが、まるでアンティークそのもののようなたたずまいです。

演奏会終了後は総料理長がご用意した本格的なアフタヌーンティーセットのサービスが行われ、参加されたお客さまはまるで古き良き英国のカントリーハウスにタイムトリップしたような音楽と美味に包まれて充実したひとときを過ごしました。

ウィリアム・モリスのテーブルクロスが敷かれ、窓の外に高原の緑が広がる美しい八ヶ岳高原ヒュッテ1階のダイニングルーム。この時空を超えたような世界でヴァージナル演奏会とアフタヌーンティーを楽しむという贅沢な時間を過ごしていただきました。

さてこの会場ではあらたに’21年秋冬のジビエシーズンにロッジのレストラン「花暦(はなごよみ)」で大人気を博した長野県鳥獣被害対策の一環からうまれた、長野県産の新鮮な鹿肉のもも肉だけを使った深い味わいの鹿肉カレーのレトルトカレー試食会が開催されました。総料理長入魂のメニューは来場された100人近いお客さまに大好評で、多くのお客さまに試食後お買い求めいただきました。

試食会で提供されたカレーを持って高原の秋の庭に出られるお客さまも多数いらっしゃいました。そういえばカレーは元々英国から日本に伝わったメニューでもあります。

お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ず
C19 八ヶ岳森祭と記入してください

西武・そごうの別荘地 八ケ岳
海の口自然郷にある八ヶ岳高原音楽堂でのコンサート
/気軽に参加できる多彩な学びの場、
池袋コミュニティ・カレッジの独自の講座をご紹介。