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C5 21年4月 八ヶ岳高原音楽堂サロンコンサート 「渡辺貞夫カルテット」,「KOKIA」,「村治佳織」,「小椋 佳」 春の高原に爽やかな響き

渡辺貞夫カルテット2021 2021年4月10日(土)

渡辺貞夫(アルトサックス)

1933年宇都宮生まれ。高校卒業後に上京、秋吉敏子のコージー・カルテットをはじめ数々のバンドに参加。バークリー音楽大学への留学等を経て、日本を代表するトップミュージシャンとして、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍。2005年 “ 愛知万博 ”では世界中から集まった子どもたち400人と、国境や文化を越えた歌とリズムの共演という長年の夢を実現させ、それらの活動は海外へ広がる。2019年12月、スティーヴ・ガッド(ds)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ラッセル・フェランテ(p)との共演を収録したライヴ盤「 SADAO 2019 Live at Blue Note Tokyo 」をリリースし、CDショップ大賞2020ジャズ賞を受賞。2020年12月、自身の選曲による二枚組の70周年記念コンピレーション・アルバム『 ルック・フォー・ザ・ライト 』をリリース。2021年には音楽活動70周年を迎え、国内のみならず、海外においても精力的に演奏活動を行う生涯現役プレイヤーのその姿は、世界中の老若男女に勇気と感動を与えている。

KOKIA  ~音楽の降る場所 Vol.4~ 2021年4月17日(土)

KOKIA(ヴォーカル)

音楽・芸術を愛した祖父母の影響で多くの芸術に慣れ親しんで育つ。中でも音楽の世界に強く惹かれ、幼いころから自然とピアノで曲を作るようになる。3歳からヴァイオリンを始め、高校・大学と桐朋学園で声楽を専攻。クラシックを学ぶ一方、自らが作詞・作曲をした楽曲を通して、音楽の持つ素晴らしさやその可能性をたくさんの人に伝えたいと感じ、大学在学中にデビュー。早くから海外での評価も高く、変幻自在なその歌声は「 ボーダーレスな歌声 」としてヨーロッパでも支持をされ活動の場を世界に広げている。シンプルで心に残るメッセージを大事にしている彼女の歌は、多くの人に音楽を通して「 love & peace 」を問いかけている。デビュー23周年を迎えた今、自身の創作活動のほか、ゲームやアニメなど作家として幅広い作品提供を行い、音楽的視野と活動範囲にいっそうの広がりをみせている。

八ヶ岳高原音楽堂ならではのコンサートになるよう願いが込められたタイトル「音楽の降る場所」にふさわしく、心技体が充実した圧倒的な歌声が降り注ぐようなコンサートでした。ファンの皆さまはもちろん、初めて聴かれたお客さまからも、多くの感動の声をいただきました。

村治佳織 ソロ・リサイタル 2021年4月24日(土)

村治佳織( ギター )

幼少のころから数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でCDデビューを飾る。
フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントからCD「 カヴァティーナ 」など9タイトルおよびDVD「 コントラステス 」をリリース。NHK交響楽団ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演も多数重ね、2003年英国の名門クラシック・レーベルDECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第1弾アルバム「 トランスフォーメーション 」は第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈 洋楽 〉を受賞。これまでにDECCAからCD 13枚、DVD 2枚をリリース。また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、村松賞、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2021年5月公開、吉永小百合主演映画「 いのちの停車場 」でエンディングテーマを作曲。

まさにミューズという表現がふさわしい村治佳織さん。遠くからは野鳥のさえずりが聞え、春のうららかな光が差し込む中で、すべてが調和した美しいひとときに、皆さんは魅了されました。クラシックギターの名曲から、自作曲や映画音楽など、色彩感にあふれた選曲は、世界各地を訪れてきた村治さんならではのプログラムでした。

小椋 佳 八ヶ岳スペシャル・ライブ 2021年4月30日(金)2021年5月1日(土)

小椋 佳

1944年東京上野生まれ。1967年東京大学卒業後、日本勧業銀行(現みずほ銀行 )入行。同行に約四半世紀勤務、浜松支店長・本店財務サービス部長等を経て1993年退職。1994年東京大学法学部に再入学。この間、1971年初LPアルバム「 青春・砂漠の少年 」発表。3作目のアルバム「 彷徨 」は100万枚のセールスを突破。以来、ソングライターとして「 シクラメンのかほり 」「 俺たちの旅 」「 夢芝居 」「 愛しき日々 」「 愛燦燦 」等、多数のアーティストへ作品を提供。日本レコード大賞を始め数々の賞を受賞。作詩作曲・歌手活動のほか、執筆活動や舞台創造も重ねる。2013年遺言エッセイ「 生前葬コンサート 」出版、最後のオリジナルアルバム『 闌( Takenawa )』リリース。2014年NHKホールにて4日間( 25曲/1日・計100曲 )に渡り『 生前葬コンサート 』を開催。1998年以降、歌と語らいで綴る公演「 歌談の会 」、「 歌紡ぎの会 」を全国各地にて公演開催中。

今年1月にラストアルバムが発表され、7月からファイナル・コンサート・ツアーを予定されている小椋佳さん。いよいよ残りわずかとなるコンサートの機会にたくさんのお問い合わせをいただきました。アンコールで歌われた「山河」では、声を張るので大変と謙遜されながらも、人生を振り返りながら熱唱されるお姿と、圧倒的な歌唱力に、多くのお客さまが心を打たれました。

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