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C6 2021年5月 八ヶ岳高原音楽堂サロンコンサート 「石田組」「鈴木優人」「サラ・オレイン」 新緑がみずみずしい5月の高原音楽堂コンサート

硬派弦楽アンサンブル 石田組
高原に響くヴィヴァルディ「四季」
室内楽の真価、ここに極まる。硬派弦楽アンサンブル「石田組」初見参。
2021年5月4日(火・祝)
【出演】
石田泰尚(ヴァイオリン/神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター/京響特別客演コンサートマスター)/大宮臨太郎(ヴァイオリン/NHK交響楽団第2ヴァイオリン首席)/丹羽洋輔(ヴァイオリン/NHK交響楽団)/中村洋乃理(ヴィオラ/NHK交響楽団次席)/門脇大樹(チェロ/神奈川フィル首席)/米長幸一(コントラバス/神奈川フィル首席)/松岡あさひ(チェンバロ)

石田泰尚(ヴァイオリン)
神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年に神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“ 神奈川フィルの顔 ”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責をまっとうしている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“ 石田組 ”など、様々なユニットでも独特の輝きを見せる。録音も多く石田組デビューアルバム“ THE石田組 ”、ソロライブアルバム第3弾となる“ Mozart Live ”は「レコード芸術」誌上で特選盤の評価を得た。2018 年には石田組の演奏がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部 」で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック 」で特集が組まれた。2020年4月から京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、 1726 年製 M.Goffriller。

多彩な活躍をされている石田泰尚さん率いる「石田組」。メンバーはN響第2ヴァイオリン首席奏者の大宮臨太郎さんをはじめ、日本のオーケストラ界の若手オールスターとも言える弦楽メンバーに、ピアニストでもある松岡あさひさんが八ヶ岳カラマツチェンバロで参加。正統派クラシック作品から、アンコールで演奏された「ディープ・パープル」まで、石田組ならではの熱狂的な興奮に包まれました。

鈴木優人 チェンバロ・リサイタル~リヒテルへのオマージュ~2021年5月22日(土)
鈴木優人(チェンバロ)
1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、2020年4月から読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、NHK交響楽団、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。メディアへの露出も多く、NHK-FM「古楽の楽しみ」レギュラー、テレビ朝日「題名のない音楽会」にもゲストとして出演している。録音はハルモニア・ムンディよりアントワン・タメスティ(ヴィオラ)との新譜をリリース(2019)。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。九州大学客員教授。

NHK交響楽団や読売日本交響楽団等、主要オーケストラの定期演奏会への出演で、指揮者としての活躍が目覚ましい鈴木優人さん。今回は「八ヶ岳カラマツチェンバロ」ウッドデザイン賞2020優秀賞受賞記念に、チェンバロ奏者として初登場いただきました。バッハ演奏の世界的大家である鈴木雅明氏を父君に持つ古楽界のサラブレットならではの貴重な解説を交えながら、バッハの最高傑作のひとつ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」全曲が演奏されました。

サラ・オレイン〈天上の音楽〉2021年5月29日(土) 
サラ・オレイン(ヴォーカル、ヴァイオリン)
オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作詞作曲家、コピーライター。英語、日本語、イタリア語、ラテン語を操るマルチリンガル。音が色で見える共感覚者。東京大学に留学。在学中に光田康典氏作曲『ゼノブレイド』のエンディングテーマでヴォーカリストとしてデビュー。2012年メジャーデビュー。全アルバムクラシック・チャート1位を獲得。上皇上皇后両陛下の御前で国歌独唱。「オーストラリアnow 」親善大使、「九州国立博物館」応援大使。グラミー賞16度受賞の名プロデューサー デイヴィッド・フォスター、アンドレア・ボチェッリ、羽生結弦選手、辻井伸行氏などと共演。映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の日本語と英語版の主題歌を担当。NHK大河ドラマ『西郷どん』劇中歌、テレビアニメ『約束のネバーランド』劇伴曲を歌唱。NHK『おとなの基礎英語』、国際放送NHKワールド『KABUKI KOOL』(片岡愛之助氏)ではナビゲーターを担当。NHKよるドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で女優デビューを果たす。TOKYO FM/FM Osaka『Peace of Mind~土曜の朝のサラ・オレイン』では長年パーソナリティを担当。世界的講演会TEDxUTokyoに出演「意味のある無音~『間』」をテーマに発信。東京藝術大学の特別講師を務める。コピーライターとして三菱商事やJALなどのコピーを手掛ける。 

圧倒的な歌唱力はもちろん、ヴァイオリニスト、作詞作曲家、コピーライターとしても活躍する「表現者」として、無二の存在感を放つサラ・オレインさん。「天上の音楽」を思わせる美しい歌声や、包み込むように柔らかな響き、時には聴く人の魂に訴えかける強い感情が表現されるなど、さらなる高みを目指そうとされる姿に、感動の声が寄せられました。

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