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E3 西武池袋本店 ホワイトベアー 地下1階 食品館「エブリデイ」 池袋の老舗洋食レストランの味を受け継ぐ

「ホワイトベアー」の前身はかつて西武池袋本店の正面で、昭和20年代から50年あまりも営業していた老舗レストラン『ホワイトベアー』です。池袋のレストランはすでに閉店してしまいましたが、今も変わらず老舗の味をいつでも気軽にテイクアウトできるのは嬉しいですね。ここ池袋本店に惣菜屋を出してから、すでに約40年になります。地元のお客さまに愛され、たいへん長く続いている池袋の名店です。店舗は西武池袋本店のほかにそごう横浜店にもあります。かつて昭和29年10月、まんがの神さまとも言われる手塚治虫先生は豊島区椎名町(現・南長崎)のトキワ荘から池袋の映画館街に近い鬼子母神近くのアパート「雑司が谷の並木ハウス」へ転居しました。そして並木ハウス時代の手塚先生もしばしばこの「ホワイトベアー」を利用していて、藤子不二雄A先生の半自伝的名作マンガ『まんが道』には、手塚先生が登場人物の満賀道雄と才野茂のふたりに池袋の洋食店「ホワイトベアー」でごちそうをするシーンも描かれています。「ホワイトベアー」は池袋の思い出の味です。

マカロニグラタン、オムライスグラタン、シーフードドリアなど一般的な洋食惣菜店にはあまり出てこない昭和の洋食の定番メニューは今でも健在です。種類の多いグラタンは、表面に焦げ目のついたとろっとしたホワイトソースの味わいが懐かしい洋食店の味そのまま。海老などのシーフードの食感や香りも懐かしさ満点です。息の長い人気メニューのオムライスグラタンはホワイトソースがかかったオムライス。ベーコンと玉ねぎが入ったケチャップライスを玉子で包んでホワイトソースをかけて焼き上げています。塩味のホワイトソースとオムライスの酸味のハーモニーはこのお店の名物です。ボリュームがたっぷりあるので二人でシェアするのも楽しいですね。

「ホワイトベアー」人気No.1のアスパラチーズロール。これは店頭の断面写真を見ないと分かりませんが、アスパラガスと賽の目切りチーズをひき肉で包み、鶏肉で巻いて焼き上げ醤油味ソースであえるという凝ったメニュー。意外にさっぱりしていて、複数の素材本来の旨味がミックスされたこの店ならではの味。これもホワイトベアーの名物です。

左は食品館の地下3階にある店内厨房でホワイトベアーのアスパラチーズロールを一つ一つ鶏肉で手巻きして成形したところ。手間がかかります。右はこれをオーブンに入れて焦げ目をつけているところ。オーブンにはグラタンも一緒に入っています。焼きあがったときの香ばしい匂いはたまりません。ベテランシェフの渋谷勉さんの指揮下、調理人たちが毎日黙々と料理を作り続け次々エレベーターで地下1階の売場に届けています。だからホワイトベアーの商品は作りたてほやほやのおいしさです。

サラダ類もオリジナリティー満載です。長年圧倒的な人気メニューとして多くのお客さまに愛されてきたポテトサラダに代わって、今はセロリサラダやイカと胡瓜のサラダなど、新世代向けのヘルシーなサラダがサラダの人気メニューになってます。世代や性別によってもサラダの人気は変わるようですね。

お弁当は、定番的人気のデミグラスソースのハンバーグを中心に数多いラインアップです。煮込みハンバーグは付け合わせのにんじんやブロッコリーなどの温野菜も柔らかく、ハンバーグだけでなく下に敷いたパスタなど具材全体にこのお店名物の味わい深い濃厚な旨味と野菜の甘み、ワインの香りのデミグラスソースがたっぷりとかけられています。これぞ老舗洋食レストランの真骨頂です。電子レンジもOKなので家で熱々にすると、まるでレストランで作り立てを食べてるようです。これは保存料を使用せず、急速に冷やしているので実現できるそうです。またサラダはドレッシングが選べるのも評判です。

さて「ホワイトベアー」は洋惣菜のお店なのに揚げ物はどこにあるのでしょう。実は揚げ物は「ホワイトベアー」の売場よりちょっと奥まった場所に「揚物 白熊」として展開しています。「パン粉を使った揚げ物」は実は日本人が発明したメニューで、今や「パン粉」は海外でも「PANKO」の名で売られている時代ですから、これは一種の和惣菜かもしれません。「ロースカツ」「チキンカツ」「エビフライ」「メンチカツ」「カニクリームコロッケ」など定番洋食レストランメニューだけでなく、もっと昭和の食堂メニューらしい「アジフライ」「ハムカツ」「イカフライ」などもあります。ここでは北海道の中標津農協から買い付けている「伯爵ポテト」を使った「伯爵ポテトコロッケ」という人気メニューもあります。この品種ならではの、しっとりした甘みのある美味しさが人気です。

お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ずE3 西武池袋本店 ホワイトベアーと記入してください