SOGO SEIBU TransCulture

E33 西武池袋本店 狗不理(ゴウブリ) 8階ダイニングパーク池袋 西太后や中国歴代指導者が愛した包子(パオズ)

中国の食文化は古くから日本で最も親しまれてきた外来食文化です。隣国の地理的な近さは時代を通じて不変ですが、中でもユーラシア大陸を西から伝わってきた小麦粉料理の中国代表は日本でもお馴染みの中華麺と饅頭(まんじゅうではなくマントウと読みます)。マントウとは小麦粉を発酵させて蒸した中国風蒸しパンです。中でも、中に具や餡が入っていないものをマントウと呼び、中に具や餡が入ったものは包子(パオズ)と呼ぶことが多いようです。広い中国でも温暖な地方は米食や米粉食が中心ですが寒冷地は米の栽培が難しく小麦粉食が中心となります。小麦粉は酵母発酵させる度合いで餃子や焼売の皮のようなモチモチした食感から中華まんじゅうや中華蒸しパンのようなフワフワのものまで変化します。狗不理の包子は半発酵と言われるタイプで少しだけ膨らんだもの。このタイプは日本ではあまり見られないもので、本拠地の天津では、寒い冬のさなかでも熱々の狗不理包子を店内だけでなく路上でもかぶりつく人々が後を絶ちません。【2021.12月記】

本店から来た点心師が握り、蒸籠で蒸し上がったパオズは、清朝の西太后から現在の中国の歴代指導者までを虜にした逸品。中国では、「アメリカのハンバーガーに対応する中国らしい一品は包子」という意見が多いことも肯けます。

狗不理では、その母体となった西武池袋本店レストラン街で60年以上の歴史を持つ天津飯店伝来の本格中国料理も包子と一緒に楽しめます。お買い物の合間の軽食から親しいメンバーでのご会食にも。こちらはご会食向けのフカヒレの姿煮・北京ダックなど贅沢料理と包子(パオズ)4種のプレミアムコース。これは欲張りに色々楽しめますね。

ランチにも手軽な包子と麺のセットがあります。包子も麺も両方楽しみたいという贅沢なお客さまにはぴったりですね。こちらはランチタイムに人気の包子(パオズ)4種とハーフ担々麺セットです。これは満足ですね。

上)エントランスに掲げられた「狗不理」の看板は清朝皇帝の一族であった愛新覚羅溥佐(実際の文字は土偏に左)氏の揮毫によるもの。「狗不理(ゴーブリ)」の名の由来は、乳児死亡率が高かった時代に西洋では男の子に女装させ、日本では〇〇丸(大昔のおまるを指す言葉)と呼び、中国ではあえて狗(犬)と呼ぶことで悪魔から男の子を守ろうとした幼名。清朝末期の天津で包子店を創業した高貴友氏、愛称 狗子(ゴーズ)氏は包子が売れすぎるのでお客さんに「代金はざるに入れておいてくれ」と言って、金勘定より包子作りに専念していたため不理(金銭を気にしない奴)と呼ばれたことによる愛称なんだそうです。そのころから天津で狗不理の包子は名物として名高かったようですね。中)鳥籠や中国急須など目にも楽しいディスプレー。下に立てられた鮮やかな絵皿は狗不理創業の1858年から150周年の記念プレートです。下)モダンで落ち着いた店内環境。モダンアジアといった趣ですね。

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