
E1 西武池袋本店 店内外アート 店内・店外・屋上 受継がれるアートの歴史
別館の明治通り側のエントランスにたたずむ鹿目尚志(かのめたかし)氏の「大空」。2001年に「大空に向かって上昇する」姿をテーマに設置されました。2階にとどくような巨木に彩色硬化させた縄編みの翼が印象的なオブジェはいまではすっかりこの周辺での待ち合わせスポットになっているようです。鹿目尚志氏は1927年 北海道根室市生まれ、1950年 東京美術学校(現・東京藝術大学) 油絵科卒。梅原龍三郎氏に師事。パッケージデザイナー、造形作家として常に新しい表現に挑戦し高い評価を受けてきました。鹿目氏は残念ながら2017年9月2日に亡くなられています。
別館1階から地下へ降りる階段の脇に設置されているのは鹿目尚志氏の「のっぽくん・おしゃべりさん・さんぽくん」。鹿目尚志氏は1927年 北海道根室市生まれ、1950年 東京美術学校(現・東京藝術大学) 油絵科卒。梅原龍三郎氏に師事。パッケージデザイナー、造形作家として常に新しい表現に挑戦し高い評価を受けてきました。鹿目氏は残念ながら2017年9月2日に亡くなられています。「家族で仲良くお買い物」をコンセプトに作られた遊び心あふれるモダンな像。3つのオブジェはそれぞれ「お父さん・お母さん・子ども」を表現しているとのことです。
1987年に開催された大型海外催事、セゾンの英国展と西武美術館にて開催された「ブライアンクラーク展」を契機に別館の地下2階から地下1階へのエスカレーター脇の吹き抜けに設置されたステンドグラスアーティスト、ブライアン・クラークの作品、オパールスクリーン1、オパールスクリーン2。1953年生まれの英国人アーティスト、ブライアン・クラークはモダンステンドグラスの俊英として、世界の公共施設などにその作品が展示されています。ブライアン・クラークは建築アーティストとしても王立英国建築家協会に所属し、英国王立技芸協会が個人に授与する栄誉称号「ロイヤル・ソサイエティ・オブ・アーツ・フェロー(FRSA)」を授与されています。
8階、ダイニングパーク池袋の中央休憩所脇の柱の上にとまっているいる金属のフクロウ。どこかで見たと思われる方もいらっしゃるようですが、昔有楽町西武1階のエレベーターホールの上にとまっていたフクロウがここに引っ越してきています。
「大地の像」はフランスの彫刻家、ルイ・デルブレ代表作のブロンズ像。ここには1963年に当時の西武百貨店が岡本太郎氏に依頼して設置された1964年の東京オリンピックを祝うモニュメントとギリシャ彫刻「円板投げの像」のレプリカがありました。東京オリンピック終了後、「この跡地に何らかのモニュメントを」という声を受け、当時の西武百貨店がこの像をフランスからとりよせ池袋東口美観商店会に寄贈し、昭和46年9月に副都心池袋の未来に向けてのシンボルとして設置されました。デルブレは1925年フランス北部生まれ。1945年からパリに移り、彫刻家を目指し1951年「フォネン賞」を受賞。1962年には「ロダン・マイヨール・デルブレ展」が開催されています。デルブレはロダン、マイヨールに連なる彫刻家との評価を得ています。その後、ノルウェー、日本、ブラジル、カナダなど、世界各地で個展が開催され絶賛を博しました。1987年「フランス文化勲章」受賞。彼の代表作である「大地の像(La Terre)]はここ池袋にあるものが良く知られており、パリのデファンス地区の中心カルチェ・デファンスには樹脂製のレプリカがあり、パリのベル・エポックを代表する文化人たちが集まったモンパルナスのブラッスリーカフェ・クーポールのホールの中央。さらにアメリカ、ヴァーモント州にもそれぞれ「大地の像」の別ヴァージョンが設置されています。池袋東口のアートは世界に繋がっているようです。
お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ず
「E1 西武池袋本店 店内アート」と記入してください
ラグジュアリー・コスメ・デパ地下を
中心とした新しい百貨店へと
生まれ変わる西武池袋本店の
文化へのこだわり、話題のイベント、
地元との絆など想像を超えたご提案を紹介。