SOGO SEIBU TransCulture

E35 西武池袋本店 コーディネートステーション 4階 婦人服フロア 百貨店で服を買うということ

百貨店でファッションを買うということ
百貨店は個性的なファッションブランドが軒を連ねるショッピングセンターや、セルフで選んだ商品をレジで会計するGMS(総合スーパー)とは違いますし、パソコンやスマホの画面で自身で選んだ商品をクリックするネット販売とも違います。西武・そごうのファッションコーディネーターは、お客さまお一人ひとりがご自分の夢をかなえるため、その時のご予算で何を買うのがベストの選択なのかを、ご一緒に考え、自分一人では思いつかなかった視点から答えをご提案いたします。そのためにファッションコーディネーターは多くの売場での販売経験を持ち、TPOやしきたりや時代のトレンドにも精通したベテラン従業員です。そしてお客さまとは年齢や性別などの属性で表されるデータではなく、一人ひとりが、かけがえのない個性を持ち、誰もが色々な夢や希望をもった人生を生きていることを知っています。そしてそういうお客さま何百人と深い信頼関係を築いてきています。このお客さまとのつながりにこそ百貨店の価値があります。ファッションコーディネーターはお客さまお一人では気付かなかったご自身の魅力を引き出す仕事に喜びを感じています。【2022.2月記】

西武・そごうのファッション売場とは
ファッションとは時代ごとに個人の外見と社会との接点を作るものです。社会には場所や時代ごとの決まりごとがたくさんあり、それらが一つの「型」になっています。70年代や80年代の日本では渋谷西武を中心に「型破り」なジャパンデザイナーズが登場し、彼らは世界中を席巻しました。現在、どんなファッションも一人ひとりで直接ネットで買える時代となり、社会の服装についてのあるべき型も分かりにくくなり、洋服のTPOに厳しい欧米と異なり、日本は一見何を着てもよい社会になったようでが、これは破るべき型が見えない「形無し」ファッションの時代とも言え、小さな集団だけに受けるファッションや画一的なだけのファッションが増えることになり、衆目が一致するようなファッションリーダーが出にくい状況になりました。時代と社会の有り様を知りその中でお客さまの魅力を引き出してきたのが百貨店のファッションであり、その仕事を担うのが第三者としてお客さまにファッションをアドバイスするファッションコーディネーターかもしれません。またコーディネートステーションではパーソナルカラーの知識を活かした「お買い物ご同行サービス」も実施しており、こちらもご好評をいただいております。

PROFILE

秋葉恵美子

Akiha Emiko

左の秋葉は西武池袋本店での婦人服の経験を活かし2009年からファッションコーディネーターを務めています。平時は一日2人前後のお客さまからのご相談に対応していますが、お客さまごとにフィッティングルームを確保し、ご希望のスタイルを作るには2時間くらいかかることもあるということです。お客さはご予約でいらっしゃる方とフリーでご来店されるお客さまが半々くらい。お客さまはあらゆる世代で、子育てが一段落して仕事に復帰することとなり20代のころに着ていた通勤服やオフィススタイルのままでよいのかどうかご不安な方、結婚式や披露宴パーティーや両家顔合わせなどセレモニーや、PTA、入学卒業などの学校行事など普段と異なるニーズの服装への相談などさまざま。普段百貨店を利用していないお客さまがいらっしゃる一方、コーディネーターを上手に活用している顧客さまも多いとのこと。また一人ではどこを見てよいかわからないというお客さまもお見えになるそうです。また自分の体形に似合うブランドを知りたいというお客さま、服に合わせるアクセサリーやバッグや靴へのご質問も。ご相談内容により、コンシェルジュ、シューズステーション、メイクアップステーションなどとも連動しています。池袋本店のファッションコーディネーターはTPOからコーディネート、さらに現在のファッショントレンドまで幅広い知見を持ってアドバイスできます。

お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ずE35 西武池袋本店 コーディネートステーションと記入してください