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E38 西武池袋本店 明月庵ぎんざ田中屋 8階 ダイニングパーク池袋 そばと料理の名店

田中屋は、昭和43年設立の由緒ある日本そば屋であり、東京都内で、「銀座本店」・「松屋銀座店」・「西武池袋店」の3店舗を経営しています。各店舗に料理職人を配し、自社で製造した店内での手打ちそばを提供するなど、徹底的に「そばの味」と「そばのつゆ」にこだわった商品をはじめとした和食を提供しています。すでに引退した創業者の田中國安氏は平成8年(1996年)、老舗そば屋の「巴町砂場」で手打ちそばの指南を受け、昭和33年に出前専門のそば屋を構えたのが練馬にあった伝説のそば屋『田中屋』の始まりです。当時は自分でそばを作り、舗装されていない泥だらけの道を配達していました。練馬の田中屋の時代には、田中角栄氏、中曽根康弘氏、本田宗一郎氏、王貞治氏、高倉健氏など環状7号線から自動車で関越自動車道に向かう多くの有名人のご贔屓のお店でした。明月庵ぎんざ田中屋はこの後を受け継ぎ、銀座の地にそばだけでなく、酒の肴、酒の種類が豊富で器にもこだわった小料理屋の要素を持たせた新業態で、江戸時代・明治時代にあった「お酒を飲むお店としてのそば屋」が復活しました。これが現在のそば屋・料理屋としての明月庵ぎんざ田中屋です。【2022.4月記】

これらの区画はパーティションで小割にできるようになっていて、現在はホールの一部として使用しています。客席には東山魁夷の荒磯のリトグラフがあります。

東山魁夷の大きな湖のリトグラフの前でおそばをいただくのは格別ですね。

表情のある「なぐり仕上げ」の壁面にあいた窓からそば打ちの様子が見えます。三日月型の窓から見える生け花も雰囲気がありますね。

大海老天丼そば定食。小鉢も付いたセットになります。

お酒によくあう「大山鳥の焼鳥」。てんぷらや卵焼きといった定番的な蕎麦屋のメニューもありますが、明月庵ぎんざ田中屋の料理はそれだけではありません。

そば屋には珍しい「まぐろ山かけ」。お酒が進みそうですね。

池袋店オープン以来定番の人気メニュー「じゃこサラダ」

PROFILE

保谷 昌洋

Hoya Masahiro

1999年、当時の(株)明月庵に入社。銀座本店で職人として、そば打ちを始めとした調理に携わる。2002年ごろ、腰を痛めてしまったことにより接客担当となり、その後、松屋店の店長などを務め、2021年3月に明月庵ぎんざ田中屋西武池袋店の店長に着任しました。

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