正面エントランス中央には、渡邉写真社創業当時のブロンズの看板が掲げられており、照明器具などは渡邉写真社の先代社長がコレクションしていたアンティーク品を使用しています。壁紙などは洋風ですが、文明開化の街横浜らしい和洋折衷のクラシックな写真館です。

撮影時の貸し衣装は、無料のものから有料のものまでバリエーション豊富にご用意しております。また成人式の振袖ではお客さまの寸法に合わせて振袖をお仕立てするオーダーレンタルコースもご用意しております。このコースでは、新品の振袖で、撮影時とともに成人式当日にもお出かけしていただけます。ただの記念撮影ではなく、多くの振袖から「選ぶ楽しみ」も体験していただけます。

現代人が着物から離れていく要因の一つに「着付け」があります。そのため、そごう写真館では畳が敷かれた本格的な専用の部屋を2部屋ご用意して着付けも行っています。着物を着るには衣装だけでなく、様々な準備が必要になりますが、そごう写真館では手ぶらでいらしても手軽に着物での記念写真を撮影することができます。

撮影スタジオに隣接した仕上がり映像を確認するためのコーナーと簡単な着替えコーナー。ほとんどの壁面はすべて異なる柄のウィリアム・モリスの壁紙が貼られており、ここで自撮りをしたり「自分が写真撮影するまでのストーリーをSNSにアップ」されるお客さまもたくさんいらっしゃいます。一見、無機質になりがちなスタジオですが、写真館全体をとおして「アミューズメント施設」としてお楽しみいただけるように空間づくりをしています。

証明写真などを撮影する第2スタジオと仕上がり映像を確認するコーナー。デジタルの発展によりアプリなどで簡単に写真の修整ができるようになりましたが、温かさがある人間味を残した修整はプロの技術ならではです。また受験用では、親子二代でご贔屓される方々も増えてきました。数十年前にご自身の受験用で撮影をし、その方が今度はお子さまのお受験用に訪れるとのこと。そごう写真館の歴史を感じるエピソードです。

入学から卒業まで、お子さまの大切な瞬間を写真におさめます。フォトグラファーが緊張を解きながらゆっくり撮影するので、自然な雰囲気でステキな笑顔を引き出します。

「いま、この時」を前向きに生きているお客さまの「いま」を写真に収め、「自分史」の１ページを作るお手伝いもしています。最近は、毎年継続して撮影にいらっしゃるお客様も増えてきました。お客さまとの会話を大切にしながら、お客さまの個性やお人柄がにじみ出る写真を残します。