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G25 そごう横浜店 紳士靴売場 5階 紳士服フロア お客さまとの長い信頼関係を作れる靴売場を目指して

そごう横浜店紳士靴売場では、スニーカー、カジュアルウオーキングシューズ、国産・インポートのドレスシューズなど多様な品ぞろえで幅広い年代のお客さまのニーズにお応えしています。バチェラー・オブ・シューフィッターの田中康之は「仕事着の一つであり」、「歩くための道具であり」、「人の体を支える足を覆うものでもある」という靴を多角的な視点からとらえ、お客さまの足の特徴や、その時々のお客さまのニーズに合った靴のご提案をしています。【2022.4月記】

まずはスニーカーです。カジュアル化の流れですっかり一般に浸透したスニーカーも現在はレザー等を使ったオーセンティックなタイプとスポーティータイプに分かれています。オーセンティックなタイプではコールハーンやエコーといったブランドが人気です。一方のスポーティーなタイプではパトリック、オンといったブランドへのお客さまの注目度が高くなっています。

さらにスニーカーにはドレススニーカーといわれるブランドもあります。サントーニやマグナーニといったちょっと上質感のあるスニーカーです。お洒落さん御用達ですね。

ミドル世代以上に高い支持を集めるウオーキングシューズも豊富です。ワールドマーチやアキレスなど昔から運動靴などを作っていたメーカーが日本人の足型にフィットしてしかも歩きやすさにこだわったウオーキングシューズを作っています。

ここからはドレスシューズです。国産シューズではまず、リーガルシューズ。アメリカで生まれたブランドでありトラディショナルスタイルでがっちりした作りです。

次にマドラスシューズ。こちらはエレガントな作りで、ヨーロッパスタイルの繊細なファッションを好まれる方に人気です。

墨田区の工場で今も英国式のグッドイヤーウェルト製法でトラディショナルな靴を作るスコッチグレインも日本の靴を語るとき欠かせないブランドです。

日本人の足型に合う前方向にボリュームを持たせた木型を大切にするオーツカシューズも日本人の足を長く支えてきたブランドです。

ここからインポートシューズのコーナー。インポートシューズはボリューム感あるフォルムと頑丈な作りのイギリスの靴とスマートなフォルムでスタイリッシュな雰囲気のあるイタリアの靴に大別されます。それぞれ、着るものの雰囲気によって選らばれるお客さまがたくさんいらっしゃいます。そごう横浜店では特にイギリスブランドの編集に力を入れており、エドワード・グリーン、チャーチ、チーニー、サンダースといったブランドがそろっています。特にエドワード・グリーンは神奈川県唯一の展開です。

サントーニを始めとするスタイリッシュなイタリアンブランドシューズ。

1872年創業のイギリスのサンダースはイギリスのシューズメーカーのほとんどが並び、紳士靴の聖地とも称されるノーザンプトンの老舗。イギリス国防省御用達シューズメーカーとして陸海軍に軍靴を納めていたメーカーだけに男らしい雰囲気が人気です。サンダースのミリタリーダービーコレクションは表側に靴紐のハトメを出したスタイルや強度を高める三本ステッチなどが使われ、しかも底在にはコルクを敷き詰め足に馴染むよう作られているため、オンとオフのシーンを選ばないシューズとしてスーツスタイルからジーンズまで合わせられる稀有なアイテムです。また短靴とハーフブーツがあるバックスキンで作られたブリットシューズは1960年代の映画「ブリット」で主人公が履いていた靴として今も高い人気です。

サンダースのミリタリーダービーコレクションとブリットシューズの底在や断面モデル。見えない部分まで昔ながらのしっかりした作りになっていることが分かります。さすがに昔からイギリス軍人の足元を支えてきただけのことはあります。

シューケア用品も豊富な種類がそろっています。各種の靴クリームからブラシ類までご用途に応じてご相談いただければ最適な用品をご案内します。

リペア工房もあります。壊れてしまった靴のご相談にも応じています。手前に並ぶのはフランスのパラブーツ。こちらはフランスのトラッド靴とも言われるがっしりした作りで、これまたカジュアルとドレッシーのどちらにも使える便利な靴です。

PROFILE

田中康之

Tanaka Yasuyuki

2002年入社。そごう千葉店で紳士靴、カジュアル、紳士洋品、そして再び紳士靴を担当。奥さまなどによるご主人の代理購買により、お客さまご本人の反応が分からないような売場を経験したことにより、実際に着用されるご本人さまとの対面接客を通じ、顧客とのリレーションシップを構築していくという特性をもった紳士靴売場に魅了される。興味が湧いたことが深堀につながり、将来は紳士靴のバイヤーを志す。適切なバイイングには相応の知識が必要であると感じ、同時期にバチェラー・オブ・シューフィッター資格を取得。2011年からそごう横浜店勤務になり、紳士靴売場を担当。歴史・伝統ゆえのこだわりの世界観を持ったブランドの視点からだけではなく、仕事着の一つとして、歩くギアとして、そして人間の体を支える足を覆う屋台骨として、多様な切り口から紳士靴をご提案しています。売場では一見どれも同じに見えてしまいがちでも、長く履いていると大きな違いが生まれてくる靴の特徴を細かくお客さまにご説明することの先に「ここに来れば靴に関して必ず新しい発見がある」と信頼していただけることを信条として仕事に取り組んでおります。

お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ずG25 そごう横浜店 紳士靴売場と記入してください