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H15 そごう千葉店 高邦水産 地下1階食品館 カニや貝類を、生け簀で販売

日本人にとってカニは親しみ深い水産資源ですが、万葉集にも食品としてのカニが登場します。江戸時代は良く食べられていたのは江戸前で獲れたワタリガニでした。当時は冷蔵技術がなかったから遠方で獲れたカニを運ぶわけにもいかず、地産地消が基本。一方ズワイガニは水深200mに生息するためこれを獲る漁の技術が開発されたのが安土桃山時代。これ以降ズワイガニは福井の特産品として江戸時代の文献にも登場します。そしてタラバガニが食べられるようになったのは明治時代以降。北海道でサケ、マスが不漁となったときの水産資源としてタラバガニは急速に普及。そのころ缶詰工場もでき、カニの缶詰は海外にも輸出されていました。タラバガニは左右の足が各3本であり、カニといってもヤドカリの仲間なのだそうです。高邦水産は市場直送のカニや貝などが生きたまま店頭に並ぶ「生け簀での販売」が新鮮なカニや貝をお探しのお客さまに人気です。

高邦水産では生きたまま店頭に並ぶカニや貝が目を引きます。この「生け簀販売」は新鮮なカニや貝をお探しのお客さまに人気です。生け簀で大切なのは最適な状況に保つ水質。そのためカニなどの生活に適した塩分濃度の調整は大切。市場から獲れたてのカニが入荷した際は海水が混ざり塩分濃度が乱れるので注意が必要。また、カニや貝は数時間前まで元気に見えても突然死することもあり1匹死んでしまうと水が濁って、ほかのカニなどの健康にも影響を及ぼします。そのためスタッフ全員がお客さまへの接客の合間を見ては、こまめにカニの健康チェックをしています。ほかの百貨店や魚屋さんではあまり目にしない、生け簀販売の裏にはスタッフ全員の努力が込められています。

様々なカニの中でも毛がには、漁獲可能な期間が全国一律ではなく、自治体や漁協の自主規制により時期と漁法、漁獲量が異なるので、通年でご用意しています。大きさは600グラムから大きいものでは1,500グラムのものが入荷することもありますが人気は大きなサイズとのことです。大きなカニを家で調理するのは大変だと感じられるお客さまにはお時間を頂戴すれば、お選びいただいたカニを店内で調理するサービスも承っております。お気軽にご相談ください。

渡りがに、花咲がにやオマール海老なども生きたまま店頭に並びます。高邦水産では、おいしく食べるコツとして、蒸すことをおすすめしています。一般的には茹でることが多いですが、茹でると若干水っぽくなってしまい素材本来の旨味が薄まってしまうとのこと。蒸したほうが茹でるより、身がフックラするとのことです。季節により松葉がにやセコガニなども入荷します。

つぶ貝、ミル貝なども季節により生け簀に並びます。これも築地に本社を置く、このお店ならではの特徴です。イエナカでのごちそうがすっかり定着し、新鮮なものを家でおいしく食べるプチ贅沢や、珍しい水産物をお子さまに見て体験してもらいたいというお客さまも増えており、今まで以上に店頭での「生け簀人気」が高まっています。

同じ生け簀内でもそれぞれによって、体調は変わってきます。その中で、貝は壁にへばりついているもの、カニは足をギュッとしているものが特に元気とのこと。場合によっては実際に手にしてみないとわからない時もありますので、スタッフにお声がけいただければ丁寧にアドバイスさせていただきます。

生きた新鮮なもの以外にも、保存性に優れた冷凍の品物もご用意しています。年末年始には、冷凍のタラバガニの脚が非常に人気。その中でもおすすめは、生をそのまま冷凍したもの。解凍したのち、家で調理する手間はありますが、加工後に冷凍したものより食感やカニ本来の甘味をお楽しみいただけます。

最近では、帰宅後の調理の手間を省きたいお客さまも増えてきました。そのため、最適な仕上がりに蒸し、カットまでした商品もあります。ご自宅ですぐにお召し上がりいただけるように一年中、カニと向き合っているプロが加工した手軽な商品です。生け簀のカニを店内加工しているため、新鮮な味を堪能できます。

店頭には、その時々で特別価格の商品も並びます。この日の目玉商品は、大粒の生かき。独自のルートを駆使し仕入れている商品は、常連のお客さまにも好評です。

最近はご自宅で晩酌を楽しむ方が増えてきました。帰宅された後スグにお酒と一緒においしく、専門店のようなメニューを食べたいというご要望に応えて、あん肝や白子なども店頭に並びます。これらもお客さまが安心して楽しんでいただけるよう店内加工でご用意しています。

お客さまの生活様式や嗜好の変化とともに常に商品開発をし、お取り扱い商品も変えています。生け簀に入った新鮮なものから、手を加えずお召し上がりいただけるものまで、おいしく楽しめる旬の水産物のバラエティーがそろい、毎日通っても飽きることがないお店です。

PROFILE

松本礼子

Matsumoto reiko

松本店長が手にしているのは約700グラム弱の毛ガニです。高邦水産に入社前は水産物を取り扱ったことがありませんでしたが、長い努力の末、今では蟹の取り扱いはお手の物。高邦水産には約12年前に入社しました。その後、販売とともに毎日、生け簀の状態をチェックしていく中で、徐々にカニなどの健康状況の見極め方を身につけていきました。また、お客さまからのご要望で店内加工もはじめました。その際に、築地の高邦水産本社で働く先輩からも指導を受けて、カニなどのさばき方を覚えていきました。はじめはカニを1杯切るのに20分以上かかっていたのが、今では5分で切れるぐらいに成長したとのことです。

お手数ですが、お問い合わせ内容欄に必ずH15 そごう千葉店 高邦水産と記入してください