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K47 そごう千葉店 昭和レトロとノスタルジー 魅惑のミニチュア展 6階=催事場 12月23日(金)~2023年1月4日(水) ~ドールハウスの世界~

<昭和レトロとノスタルジー>魅惑のミニチュア展〜ドールハウスの世界〜

「昭和レトロ」と聞いて、思い浮かんだイメージはどのようなものでしょうか?  平成、令和を経て、明日への希望に満ちた時代として振り返られることが多くなった昭和の時代。本展では、ドールハウスの現代作家によって生み出された、昭和レトロや、ノスタルジーをテーマとした作品をご紹介いたします。

超絶技巧に夢中になる、12分の1の世界。

ドールハウスは、実物の12分の1の縮尺で建造物や調度品を再現するミニチュア。現代では、「人形の家」という訳語に留まらない、多様な展開をみせています。作家の優れた技術とたゆまぬ向上心、尽きることのない想像力により、精巧に、時にユーモアたっぷりに制作された作品の数々をお楽しみください。【22年12月記】

あいさわかずこ 他 左上①《お正月:元旦の朝》ふるはしいさこ ほかドールハウス協会作家共同制作、右上②《70年代の生活》あいさわかずこ、中左③《70年代の生活》あいさわかずこ、中右④《3軒長屋》あいさわかずこ、下左⑤《お正月:元旦の朝》ふるはしいさこ ほかドールハウス協会作家共同制作、下右⑥《11月七五三お宮参り》あいさわかずこ 竹中久榮 ほか
長かった戦後の昭和の各時代、日本の住宅はどんどん近代化し、住まいのありようが変わり、新しい建材や電化製品や消費材が家庭の姿を変えていきました。明日の暮らしはもっともっと良くなるという夢が多くの人々を懸命に働かせていました。それでも四季折々の生活催事記に応じた行事は継続され、家族団らんの食卓には伝統的なごちそうが並ぶ昭和の家族の姿がありました。

土屋靜 信州こもろ酒店
商店街に必ずあったお酒屋さん。日本酒の木箱やビールのプラスチックケースだけでなく、昔は量り売りだった味噌や醤油といった食卓に欠かせない調味料も扱っていたりしました。当時専売制であった「塩」の紺色のホーロー看板も出ています。その一方で時代の変化により、木製電柱の隣の店頭には瓶入り清涼飲料水の自動販売機が出始めています。清酒銘柄を大きく書いた立派な看板も目を引きます。

土屋靜 男のゴールデン街
「男のゴールデン街」と銘打っていますが新宿に限らず日本全国どこにでもあった歓楽街、飲み屋横丁です。多くの店が木造二階建てです。当時のホーロー看板なども再現されています。路地の一番奥には映画館。上映映画のポスターは当時の上映映画の演目となっています。この映画館は当時と同じ2台の映写機まで再現されています。お稲荷さんや屋台や木製ゴミ箱なども再現されています。土屋氏のもとに9人の作家が集まって12棟の店舗が軒を連ねる商店街ができました。

河合行雄・朝子・ASAMI 海鮮居酒屋 大漁丸
海鮮居酒屋です。店舗中央と奥の壁面には生け簀(いけす)があって、魚やカニが生きています。椅子は逆さに伏せたビールケース。装飾用には漁場で使われるウキや魚を市場まで運ぶトロ箱も使われています。食卓の上にはガスホースに繋がれた焼き網が置かれ、アワビやカニを焼く準備ができています。ビール瓶と一緒に刺身類も大皿で出されています。

河合行雄・朝子・ASAMI 食事処 中華飯店
銅板を貼り合わせた典型的な昭和の看板建築の中華料理店です。厨房からはブリキの排気ダクトが壁を登っています。二階はご会食対応のご予約席。1階にはテレビが置かれた小上がり席とお一人さま用のカウンター席があります。左側の厨房では蒸籠で色々な中華点心が蒸し上がっています。

河合行雄・朝子・ASAMI 昭和の電気や
昭和30年代後半の東京オリンピック前の頃の電気店です。オリンピックを当て込んだカラーテレビの拡販に余念がありません。電気冷蔵庫や炊飯器や当時の花柄魔法瓶、石油ストーブも見えます。家電製品は当時の豊かな暮らしの象徴的な商品でした。

倉田吉実 孟夏の町屋
京の町屋は狭い間口の奥に長い居住空間があります。手前の店舗区画を抜けると「おくどさん」のある厨房区画と居住空間とが分けられており、途中には坪庭があり、一番奥には蔵がありますが、トイレなどは昭和時代の洋式のものにリニューアルされていたりします。また別の町屋では伝統的な建物の中にチェーンブロックで自動車修理まで可能なフィアットなどこだわりの小型車が入るガレージがあったり、バウハウスの椅子が置いてあったりといった、良いものへのこだわりの強い京都人らしい昭和期の町屋も表現されています。

YOSHIO 月光写真館
昭和の時代の写真館です。2階には天井から下がった照明やジャバラ式乾板大判カメラが中央に置かれています。照明を反射させるレフ版や光を散乱させるスクリーンも下がっています。1階には重々しいデスクが置かれ、明治時代以後、西洋の先進文明の象徴でもあった写真館の誇りが感じられます。

遠藤大樹 1989年の夏休み
昭和が終わる頃の時代の少年の部屋です。壁にペナント、扇風機、畳の上にはシールが散らばり、棚にはフラワーロックや図鑑が並び、ラジカセやパーソナルテレビが置かれています。蚊取り線香や殺虫剤のスプレーもある夏の情景です。

橋本京子 金平湯 
昭和の銭湯。タイル貼りの湯船の先の壁にはお決まりの富士山。男湯の脱衣所にはマッサージ器、女湯の脱衣所には美容院にあるような大型ドライヤーも見えます。これは千葉県香取市佐原地区に現存する建物。100年前から営業しておりましたが現在は休業中とのことです。

ふるはしいさこ 福田医院 
お医者さんの木造家屋。作者が幼少期にお母さまの田舎に行くときにに見た街の風景とのことです。動画では室内も紹介しております。

橋本京子 正文堂書店、小堀屋蕎麦店
千葉県佐倉市の土蔵造りの古い町並み。ドールハウスになったこの建物の中では、昭和の時代に本屋さんと蕎麦屋さんが営業している姿を克明に描いています。正文堂書店は明治13年の建築で、書籍、文房具、切手などの販売を行っていましたが現在は中の店舗は別なものになっています。小堀屋蕎麦店は明治33年の建築で現在も営業中。昔のメニューが復刻された真っ黒な「黒切り蕎麦」が有名だそうです。

高橋起弥 昭和の小さな洋館
昭和の時代らしいモダンな洋館と奥に見える日本的な居酒屋。これらが混在した町の姿が昭和の特色でした。

PROFILE

あいさわかずこ

Aisawa Kazuko

日本ドールハウス協会は、日本初の全国組織として1997年5月に発足いたしました。皆さまの暖かいご支援、ご活動により海外との交流も深め全国規模で活動しています。今後も、国内外のドールハウスファンのための交流に努力してまいります。
日本ドールハウス協会 Japan Dollhouse Association
会長 あいさわかずこ

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