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L4 Fiction と Feeling 「鬼頭健吾」「川村摩耶」「山中雪乃」「木津本麗」「高尾岳央」「谷野真悟」 鬼頭健吾推薦による京都芸術大学大学院の 気鋭の5作家によるグループ展

私たちの日常世界は常に印象の連鎖である。いまここに存在する事物や観念を捉えて絵に描くことは、その周辺に付随する印象や感受される情緒を切り離せない。今後の活躍が期待される京都芸術大学修土課程の5名は現実世界に分散された無数の情報を統合し絵画の中に落とし込み作り上げている。未だ発展途上である若き作家たちの作品を是非ご高覧下さい。【22年11月記】  企画協力:rin art association/mona art office

川村 摩那 Mana Kawamura
【ステートメント】
国内外の文学作品から引用してきたテキストを、絵具が流れ落ちて文字の輪郭だけが残るという現象で表現したアクリル絵具の作品と、『古事記』などの日本神話に登場してくる神々や動物、近代小説作品に描かれるモチーフなどからインスパイアを受けて描いた油絵を制作している。「文字」と「絵」が隣り合って生まれる関係性の
中で、両作が横断しながら互いに意味を創出することに意識を向けている。

山中 雪乃 Yukino Yamanaka
【ステートメント】
制作過程で生じる物理〜情報空間での視点移動により、描かれたイメージがモチーフの持つ質感と離れた瞬間の、そのものが持つ本来の姿を想像させる絵画を制作している。

木津本麗 Rei Kizumoto
【ステートメント】
色のついた面や線を置いていく。そこに空間が作られ、色は互いに影響し合う。この現象は面が重なる瞬間に生じ、いつも私の心をときめかせる。自身の意識と無意識とによって配置され、支持体の上で調和していく。太陽の光を浴びた植物は私たちに必要な酸素をつくる。植物は私たちと宇宙を繋ぐ存在だ。

高尾 岳央 Takehiro Takao
【ステートメント】
私はエアプラシで絵を描く。銃口を向け軽い力でトリガーを引き、放たれる絵の具は皮膚を剥がし傷口をみせる。剥がれた傷口には恐怖と高揚が漂い、誘う。誘惑する傷口を閉じる、塞ぐのでなく開く事で受け入れ乗り越えたい。私も望み絵画もそれを望む。私と絵画は似ている。

谷野 真悟 Shingo Tanino
【ステートメント】
生活の中にある感動を描いている。絵の具をのせる行為は画面を彫り起こす感覚に近い。なぜなら感動を体が覚えているからだと思う。この感動はとても速い。

PROFILE

「鬼頭健吾」「川村摩耶」「山中雪乃」「木津本麗」「高尾岳央」「谷野真悟」

Kengo Kito,Mana Kawamura,Yukino Yamanka,Rei Kizumoto,Shingo Tanino,Takehiro Takao

鬼頭健吾 Kengo Kito
2001年 名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業
2003年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画修了
2008年 五島記念文化財団の助成を受け、ニューヨークに滞在(’09)
2010年 文化庁新進芸術家海外研修員、ベルリン(ドイツ)
2015年 群馬県を拠点に活動。
京都芸術大学大学院教授

 

 

 

川村摩那 Mana Kawamura
1995年 兵庫県生まれ
2018年 早稲田大学文学部日本語日本文学コース卒業
2021年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域専攻入学(在学中)
【グループ展】
2021年「Millennials Scale」The Millenials京都(京都)
2022年「Yokohama City Pop」そごう横浜店(神奈川)「conversation」haku kyoto(京都)
【アートフェア】
2022年 「Asian Students and Young Artists Art Festival]弘益大学現代美術館(韓国)

 

 

 

山中雪乃 Yukino Yamanka
1999年 長野県生まれ
2021年 京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業
2021年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域 油画専攻入学(在学中)
【個展】
2022年「figure」haku kyoto(京都)「attitude」biscuit gallery(東京)
【グループ展】
2022年「PLAY A」CON(東京)「Palpebra」GALLERY ROOMㆍA(東京)
【アートフェア】
2021年「ARTISTS‘ FAIR KYOTO」京都文化博物館(京都)

 

 

 

木津本麗 Rei Kizumoto
1998年 滋賀県生まれ
2021年 京都市立芸術大学美術学部油絵専攻卒業
2021年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域油絵専攻入学(在学中)
【グループ展】
2021年「隣の島」MEDIASHOP |galley(京都)
【アートフェア】
2022年「grid」biscuit gallery(東京)
2022年「ARTISTS’ FAIR KYOTO」京都文化博物館(京都)

 

 

 

 

谷野真悟 Shingo Tanino
1998年 島根県生まれ
2021年 京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業
2021年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻入学(在学中)
【個展】
2022年 「Vertoonen-見せびらかす快感-」yuge(京都)

 

 

 

 

高尾岳央 Takehiro Takao
1998年 大阪府生まれ
2022年 京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業
2022年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻入学(在学中)
【個展】
2022年「←東京」biscuit gallery(東京)
【グループ展】
2022年「TRI FOLD 」WHAT CAFE(東京)「点線面立体」Marco Gallery(大阪)「Le Mette Adeline」杜の街グレース・杜の街プラザ(岡山)
【アートフェア】
2021年 「ART TAIPEI」台北世界貿易センター(台湾)

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